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「ファンあってのプロ野球だからね」選手、コーチ、監督を経験した渡辺久信ゼネラルマネジャーの魅力

こんにちは。
株式会社西武ライオンズ広報部です。

前回のnoteでは、2年目の監督を迎える松井稼頭央の変化について、広報しか聞けない裏話とともにご紹介しました。

プロ野球2024シーズンが開幕して、いよいよ野球のある日々が始まり、私たちもワクワクしながら過ごしています。ライオンズは本日時点で6勝3敗と全カード勝ち越しして、リーグ1位と非常に良いスタートを切りました。とはいえ143試合の長いペナントレース、まだまだこれからです。

「はい、タツ!おはよう!」
「厚治郎!はい、おはよう!」

皆さんお分かりだと思いますが、タツは今井達也投手、厚治郎はバッティングピッチャー 兼 広報部 兼 人財開発の上原厚治郎ですね。このように監督、コーチ、選手、球団スタッフはもちろん、球団職員でも名前と顔が一致していれば名前を呼んで挨拶してくれ、ご存じのとおり身長も大きいですが、声も相当大きいです(笑)。そんな我らが愛する渡辺久信ゼネラルマネジャーを今回は取り上げたいと思います。

これまでやってそうでやっていなかったGMのロングインタビューは、埼玉西武ライオンズ公式Youtubeチャンネルからご覧ください!


■「イケイケ」だった黄金期の大スターから「大人な」GMへ

古くからのライオンズファンの方にはおなじみの背番号41番。「新人類」や「トレンディーエース」などと称され、ライオンズの黄金時代を築いたひとりです。長身で長い左足を高らかに上げ、大きなフォームから投げる球は、あっという間にキャッチャーミットに「ズバッ!」と届く本格派ピッチャーでしたね。

先日OB戦もありましたが、春季キャンプ時、広報担当に「OB戦さ、楽しみ少し、あとは全部不安なんだよ(笑)。もう(キャッチャーまで)届くかなってのがね。バッターに「なんとかボール球でも打ってください」ってお願いしなきゃね」なんてGMスマイルで大らかに笑って話をしてくれました。

当日は、そんな心配は当然無用で、現役さながらの投球を披露してくれました。あるファンの方は「近年はスーツ姿が多い渡辺GMですが、またあのライオンブルーのユニフォームを身に纏い、マウンドに立ってくれるだけで充分なんです。」といわれる程の人気ぶりです。

先日のOB戦 背番号41の渡辺GM

近くにいる広報担当は、どんな人でも分け隔てなく対応し、爽やかで、大らかで。しかし当然GMとして厳しいことも決断し、そして相手を納得させなくてはいけない。そんな人間としての器の大きさ、そして懐の深さはどうやって身に付けていったかのかが気になりました。

■前のめりな姿勢と決断力

ライオンズからヤクルトへ移籍し、その後台湾で投手兼コーチに。指導者修行といいながらも1年目に最多勝を獲得。このあたりがGMっぽくて、広報担当が推したいポイントです。結局、「エースやん」

台湾では、中国語の家庭教師をつけ、1年足らずで日常生活レベルまで習得し、ヒーローインタビューもなんと中国語で話したというのです。
「台湾に自分から馴染もうとしたし、練習がない日には、原付バイクで観光地とは程遠い場所だけど、現地の人が普通に住んでいて生活感のあるような街にも訪れて、台湾の奥深くまで見てきたよ。あの3年間は、かけがいのない経験」と語り、現地の文化や風習、慣習を自ら積極的に学んでいったそうです。

日本で確固たる地位を築きながらも、異国の地に身を置き、ひとりの日本人として、現地の人たちと交流し、見るもの聞くものをすべて自分の糧とする。そういう部分は、私を含めて、あらゆる人にも参考になるはずです。

■ゼネラルマネジャーという仕事

GMという役職は米国では一般的ですね。オーナーと折衝して資金を引き出し、その予算の中で編成を行い、そして選手起用まで強い権限があるようですが、日本では少し役割が異なっています。最も重視されている部分は、何と言ってもチームを優勝させるための編成です。

「当然、編成は極めて大事な仕事。それと同時に、監督を筆頭にチームを構成するコーチ・選手・スタッフたちが、思い切って野球を一生懸命できる環境を整えることもすごく大事なんだよ」とも語ってくれました。

また選手たちの距離感について聞いた時には、「節度を持った距離感は大事。契約更改もあるし、選手からしたら自分の中で査定している金額より低く言われたら、対峙する関係にもね。でも、そういう中にも、やっぱり人間味があっていいと思っているよ。選手の気持ちも当然わかるしね」と。

今シーズンから新加入の元山飛優選手の会見で

■渡辺GMだからこそ

でも広報担当は知っています。GMが事あるごとにスタッフと談笑し、そのなかでの会話や、仕事を通じてさまざま入ってくる情報を踏まえ、現場との適切な距離感でGMという大役を全うしていること。
指導者の時には、選手と同じ目線に立って、流行りの「コーチングではなくティーチング」はもう既にやっていました。そうでなければ、あれだけ若手の台頭もなかったでしょう。そして、ある意味球団と会社の橋渡し役にもなっていること。

チームの人事(監督就任、トレード、FAなど)のメディア対応もしっかりやってくれます。プロ野球という業界は番記者といわれる担当記者の方が常に取材をしてくれている環境ですが、それが年中続くと、ありがたいことのはずが、そう思えない時も人間ですからあるはず。
それを察し、広報がGMに取材依頼をお願いしにいくと、「ファンあってのプロ野球。マスコミの人がそれを書いてファンの方に伝えてくれてるんだから、広報はそんなこと、気にしなくていいよ」と、断られるばかりか気配りも。

今回は、我らがゼネラルマネジャーの渡辺久信について触れましたが、前回の松井監督同様、球団・チームを代表する二人。その二人と、秋になったら笑って握手したいです。だって、本当にチャレンジングで、やりがいのある職場で働かせてもらっているから。

そして、なによりファンの皆さまに、「優勝したぞー!皆さんの応援のおかげですー!ありがとうございます!」と、一緒になって喜び合いたいです。そう、やる獅かないでしょ。 

2019シーズン リーグ優勝時のビールかけで辻󠄀発彦前監督にビールをかける渡辺GM


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