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西武定番の応援スタイル「フラッグ応援」はファン発案だからこそ定着した

こんにちは。

株式会社西武ライオンズ広報部です。

ゴールデンウィークですね!
明日30日(火)からの2連戦、そして5月3日(金)から5日(日)の3連戦もベルーナドームでのホームゲームです。5日(日)には来場された小学生以下のこどもたちに、高橋光成投手が監修したキッズグローブを配布します。
(ライオンズがどうしてグローブをプレゼントするのか、その理由を書いた記事は以下をチェックしてみてください!)

そのほかもイベントが盛りだくさんですので、ぜひお越しください。

当社では今回のグローブ配布のように、皆さまがベルーナドームに観戦に行きたいと思っていただけるように、さまざまな企画を日々考えています。

今回は、お客さまやファンの方の声がきっかけとなり、今ではすっかり定着したライオンズの応援スタイルのお話です。


■ライオンズのフラッグ応援


フラッグを使った応援風景

満席のベルーナドームでファンの皆さんがフラッグを振る光景は、何度見ても圧巻だなと感じます。
プロ野球の各球団でさまざまな応援スタイルがありますが、ライオンズと言えばフラッグを使った応援が定番です。
各グッズショップでも販売していますし、球団公式パフォーマンスチームのbluelegendsもパフォーマンスで巨大なフラッグを使用。
今年も昨年に引き続き、5月12日(日)に刺繍フラッグを配布する予定です!

上記の写真のようなフラッグで席が埋まる光景が見られるようになったのは、実は割と最近だったようなのです。
当時を知る社員に、どうしてフラッグ応援が定着したのか、話を聞いてみました。

■実は球団創設時からあった

フラッグでの応援が広まり始めたのは2005シーズン頃からですが、西武ライオンズとして所沢に本拠地を移した1979年当時から、応援グッズとしてフラッグを販売していました。
当時は球団旗を基にした「応援小旗」という名前だったそうです!なんだか歴史を感じますね(笑)


 1980年度のファンブックより 応援小旗

応援グッズとして販売はしていたものの、球場内で旗を掲げて選手たちにエールを送る人は今ほど多くありませんでした。
下記の写真を見ても、あまり皆さんがフラッグを持っているようには見えませんね。この当時の写真を見ていると、ライオンズブルーのキャップが主流だったのかなと思います。この時はまだ屋根がない時代ですし!

所沢移転以降のライオンズは2005シーズンまでに15回のリーグ優勝、9回の日本一に輝き、『黄金時代』と言われていますが、改めて調べてみると、その時代は定番の応援スタイルというものはなかったようなのです。

1982年度のファンブックより 屋根がない時代の西武ライオンズ球場の応援風景

■きっかけはファンの方から

今のフラッグ応援のきっかけとなったのは、2005シーズン頃、ファンの方からフラッグを使った応援ができないかと提案をいただいたときでした。

フラッグならこどもでも簡単に扱える、しかも「旗を振る」という言葉には「率先して人々に働きかける」という意思表示の意味もある。
「ライオンズを応援する意思表示」としてフラッグでの応援は適しているのではないか…。だとしたら、どうやって広めていけばよいか…。

当時を知る社員は、「今みたいな布じゃなくて、紙のフラッグを来場したお客さまに配布したことがあったかと思います。今はユニフォームを始め、パーカーなどいろいろと来場していただいた方へ配布していますが、フラッグを来場者に配布したのは、おそらくこの紙のフラッグが初めて。」と、懐かしそうに配布した紙フラッグの写真を見せてくれました。

配布した紙フラッグ (画像サイズが小さいため一部加工しております)

「すぐに配布が決定したわけではありませんでした。フラッグを作る予算だったり、販売しているグッズとの兼ね合いだったり、いろいろと突破しないといけない壁はありましたが、ファンの方が声を上げてくださったんです。チームを一番応援してくださる方がそう言ってくださるのだから、ぜったい形にしようと。グッズと同じ素材ではなかったですが、たくさんの方が紙フラッグを振ってくださいました。フラッグでの応援スタイルが広まったのは、ファンの方の声だったからこそです。

■フラッグがはためく光景を見て思うこと

2023シーズンの9月に、来場した皆さまに「球団旗刺繍フラッグ」を配布しました。
西武ライオンズとして初めて販売した「応援小旗」と同じデザインで、紙ではなく、球団旗を基にしたフラッグです。

2023年9月18日(月・祝)に来場者の皆さまへ配布した球団旗刺繡フラッグ

「ライオンズブルーのフラッグがレフトスタンドから内野までいっぱいにはためく美しい光景は圧巻でした。と同時に強さも感じました。何千、何万ものファンの方が一斉にフラッグを振ることで、対戦相手のファンから見てもキレイと思ってもらえるのでは…。選手たちからも心強いって聞きますよ。あの時いろいろ協議したけど、紙のフラッグを配布すべきという意見を貫いてよかったなと思った瞬間でした。」と前述の職員は顔を綻ばせながら話してくれました。

5月12日(日)にベルーナドームで開催する東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、「刺繍フラッグ(プライマリーマーク)」を、一部の座席を除く来場者全員に配布します。
西鉄ブラック、ライオンズブルーの伝統を受け継いだレジェンドブルーのフラッグで、レフトスタンドから内野までいっぱいに埋め尽くして、チームにエールをお送りください!!

ここまでお読みいただきありがとうございました。いいなと思ったら、ぜひ「スキ」ボタンを押して、SNSなどでシェアしていただけるとうれしいです。

5/12(日)に配布する刺繡フラッグ(プライマリーマーク)


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