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「一生楽しめる球場を」17年前の夢が形になったOB戦

こんにちは!
株式会社西武ライオンズ広報部です。

前回は、今年ライオンズに入団し、B班キャンプ地の高知市春野町で初めてのキャンプを迎えているバイオメカニクス担当の加藤拓光さんを紹介しました。

一方、A班キャンプ地の日南市南郷町で、日々ライオンズの話題を取り上げてくださっている各スポーツ紙の皆さんの記事やSNSをチェックしていると、渡辺GMやスカウトの十亀さんが投球練習をしている姿などがキャッチされているのを目にしました!

開催が来月に迫っている西武ライオンズ初のOB戦「LIONS CHRONICLE 西武ライオンズ LEGEND GAME 2024」のための練習!?などという皆さんのコメントも一緒に…。

ということで今回のテーマはOB戦について。
開催に向けて奔走している社員のひとり、事業部 狩野央さんのエピソードをご紹介します。

今回のOB戦開催のために尽力した、事業部 狩野さん

■『一生楽しめる球場を作りたい』

主にベルーナドームの球場運営に関する業務を担当している狩野さん。
埼玉県の所沢市出身で、ライオンズが所沢に移転した当時を今でもよく覚えていると言います。

「小学生だった当時は、所沢にプロ野球チームが来るぞ!と相当盛り上がりましたね。『やべー、田淵が来るぞ!』みたいな(笑)。小学生はみんな、ライオンズブルーの帽子をかぶって、誰々に会ったとか、誰々にサインもらったとかそういう話題で持ち切りでしたね」

その後1989年に西武鉄道に入社。2007年から西武ライオンズで働いています。ライオンズでは当初、主にイベントの企画・運営などを担当していました。

「当時は、ファンサービスに一層力を入れていこうという時期でした。MCも自分でやったりして。社員総出で、まさに“手作り”という感じ。社員も今と比べると少なかったので、社員一人ひとりが何でも屋という感じでした(笑)」

狩野さんには、その時から大切にしている思いがあります。

「当時イベントを企画するにあたって大切にしていた思いのひとつが、『一生楽しめる球場を作りたい』ということでした。
プロ野球球団は、どうしてもいつかは選手の入れ替わりが起こってしまうし、チーム状況も移り変わっていくものです。それにファンの方も仕事や家庭など、いろいろな事情で球場に来られなくなったりと、人によってさまざまですよね。
それでもライオンズを一生愛し続けてもらいたいという思いもあるし、自分が一番好きだった時代を良い思い出として、また球場に来たいと思える、そんなチームや球場を作りたいと考えていました」

担当業務が変わった今でも、17年前に掲げた思いを狩野さんはずっと持ち続けています。
そして、レジェンドOBへの思いを語る狩野さんの目は、50代になった今でもヒーローに憧れる少年のようにキラキラと輝いていました。

「こどもの頃に見ていた野球選手ってまさにヒーローなんですよね。僕は、解説などで球場に来ているレジェンドのOBが通路の向こう側から歩いてくると今でも興奮します(笑)。そういった思いをオールドファンの皆さまにも感じて楽しんでいただきたいと思い企画したのが、昨年実施したLIONS CHRONICLEでした。レジェンドの当時の映像を球場ビジョンで紹介したり、OBの方にイベントに登場していただきました」

2023年9月27日 デストラーデさんのトークショーでは、久しぶりにMCも務めた狩野さん

そのLIONS CHRONICLEの一環としてOB戦を開催する話があがり、狩野さんも企画メンバーに加わりました。

■OB戦を実現させた“縁”

OB戦を開催するにあたり、始めにやらなければならなかったことは、OBの皆さんへの出場交渉です。
ライオンズにはOB会がありません。当時球団で働いていた社員もいません。
OB戦をやろうにもどのように人を集めればよいのか…。

そこで白羽の矢が立ったのが、球団のなかでも社歴が長い狩野さんと、もうひとりのベテラン社員でした。

まず二人は、連絡先を知っているOBの方のほか、所属事務所にひたすら電話をしました。
中には直接ご自宅近くまで出向いて、企画説明や出場の交渉にあたった方もいたそうです。

出場交渉は約6カ月間。出場するOB選手は63人にまでのぼりました。
「OBの方々に、とにかく喜んでいただくことが多かったのがうれしかったです。連絡先がどうしてもわからず困っていると、OBの方同士で連絡をつなげていただく、なんてこともありました」

人と人がつなぐ縁が、自然に広がっていきました。

■レジェンドOBが語った西武ライオンズへの思い

先日、BS朝日のスタジオで、3月1日の深夜に放映されるOB戦ドラフト会議の収録が行われました。
集まったのは、東尾修さん、田淵幸一さん、石毛宏典さん、辻󠄀発彦さんという面々。
当時の思い出話や今回のOB戦への期待で、会話も大いに盛り上がりました。
口を揃えて開催への喜びを話すなかで、田淵さんがライオンズへのある思いを口にされました。

「去年本当にうれしかったのが、殿堂表彰を球場でやってくれたこと。僕は阪神で過ごした時期の方が長かったけども、西武から殿堂表彰を球場でやらせてほしいとお声がけいただいて、しかも阪神との交流戦の日にベルーナドームでファンの皆さまの前に立てた。あのような場を設けてもらえて本当にうれしかったです。
そして今回はOB戦をやってくれる。西武というのは本当に温かい球団だなと、心からそう思いました」

この殿堂表彰の発起人も狩野さんでした。

「田淵さんは2020年に野球殿堂入りされたのですが、コロナの影響で、球場で表彰をできていなかったので、やはり両チームのファンの方にも球場で見ていただきたいと強く思っていました。LIONS CHRONICLEとして、ちょうどホームで阪神を迎える試合だったので、これは本当に運命的なタイミングだと思い、野球殿堂博物館にもご協力をいただき、実現することができました」

2023年5月30日の阪神戦で行われた田淵さんの殿堂表彰

西武一筋の狩野さんだからこそ持つ、特別な思いもあります。

「どの球団にも球界に名を残しているレジェンドがいますけど、ライオンズには特に多いイメージです。それにOBの方々も特別な思いを持ってくださっている。例えば、秋山幸二さんの野球殿堂レリーフの帽子はライオンズ時代のものでした。ご自身で選ぶことが出来るのですが、一度ご本人に理由を聞いたら『俺を育ててくれたのは、ライオンズだから』と言ってくれたんです。それを聞いて本当にうれしかったんですよ。だから自分たちができる限りのことはやりたいと思っています」

■ファンもOBも“ホーム”に帰ってくる1日に

最後に、開催が迫ったOB戦への熱い思いを、身振り手振りを交えながら興奮気味に話してくれました。

「僕の好きな言葉に『野球は人生そのもの』という言葉があります。
野球は“ホーム”に帰ってくる人の得点を競うスポーツ。ホームには家とかふるさとって意味もありますよね。人生も多くのことを経験して、いつかはホームに帰ってくるもの。だから野球は人生を表したスポーツだと。
今回のOB戦は、多くのOBやファンの方々が、このベルーナドームというホームに帰ってきてくれる1日なんです。球団で働く社員として、おかえりなさい、と心からお迎えしたいです」

開催まで3週間を切り、OBの皆さん、ファンの方々に楽しんでいただきたいと、狩野さんは今も奮闘しています。

「今回OB戦の開催を知って、当時を思い出す方々も多かったと思います。私にとっては、17年前に描いていた『一生楽しめる球場』がひとつの形になるイベントです。OBの方々もさすがに当時のようにプレーはできないと笑っておられますが、きっと当時のおもかげや目に焼き付いた姿が見られるはずです

LEGEND GAME 2024はBS朝日ほか、パ・リーグTVでも放映予定です。
ぜひファンの皆さまも、当時を思い返しながらお楽しみください。

※当日会場では、新シーズンへ向けてのお知らせも予定しておりますので、ぜひ当日まで楽しみにお待ちください!

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